なぜ1枚目にこだわるのか
BUYMAで商品を探す人が最初に目にするのは、検索結果に並ぶ1枚目の画像です。 商品名や価格より先に、ここで「開いてみるかどうか」が決まります。 たくさんの出品が並ぶ中で、まず目を留めてもらう役目を担っているのが1枚目です。
目を留めてもらうには、たとえば次の2つが効果的です。
- 色展開が1枚目で分かる……複数の色がある商品なら、並べて見せるだけで「ほかの色もある」と伝わり、開いてもらうきっかけになる
- 着用写真が載っている……着たときの雰囲気やサイズ感が、商品ページを開く前に伝わる
ただし、着用写真だけにすると、全身が写るぶん商品そのものが小さくなりがちです。 商品単体の写真と着用写真を組み合わせるのが理想です。商品の形やディテールと、着たときの印象を1枚で両方見せられます。
そしてもう一つ、1枚目はショップのイメージそのものになります。 同じショップの出品が一覧に並んだとき、1枚目の雰囲気が揃っていると、 「このショップらしさ」が伝わり、覚えてもらいやすくなります。 反対に、商品ごとに作りがばらばらだと、ひとつひとつは丁寧でもショップとしての印象が残りません。
そのため1枚目は、次の点で一貫させることが大切です。
- デザインの型……写真の並べ方、余白、文字の位置
- 色合い……背景や文字の色を、ショップのイメージに合ったものに揃える
- フォント……書体と太さを決めて、全商品で同じものを使う
上品で落ち着いたショップなら淡い色と細めの書体、ストリート系なら白地に太いゴシック、というように、 ショップの雰囲気に合わせて決めておきます。
とはいえ、商品ごとに「今回はどう作ろう」と考えていると、 1品あたりの時間が延びるうえに、かえって見た目もばらつきます。 この記事では、1枚目の画像を毎回同じ手順で作るための考え方をまとめます。
まず、BUYMA側の決まりを押さえる
出品画面には、画像について次のような案内があります。
- 画像は最大20枚まで登録できる
- 長方形の画像は、正方形に切り取られて検索結果・商品ページに表示される
つまり、縦長や横長の写真をそのまま1枚目にすると、端が切れた状態で検索結果に並びます。 一覧で見るまで、どこが切れたかは分かりにくいことがあります。
1枚目は、最初から正方形で作っておくのが基本です。
1枚目に何を載せるかを、先に決めておく
出品の多いショップの1枚目を見比べると、ショップごとに型が決まっていて、 どの商品でも同じ並びになっていることがよくあります。たとえば次のような型です。
| 型 | 中身 |
|---|---|
| 商品1枚を大きく | 白い背景に商品だけ。シンプルで、小物やジュエリーに向く |
| 着画+商品 | 左に着用写真、右に商品の写真。服の雰囲気とディテールを両方見せられる |
| 商品を複数枚 | 正面・横・ディテールを並べる。バッグや靴の形が伝わりやすい |
どれが正解ということはありません。大事なのは、ショップとして1つの型を決めて、毎回それに当てはめることです。 型が決まっていれば、迷うのは「どの写真を入れるか」だけになります。
文字を入れる場合も、何を入れるかを決めておきます。 ブランド名だけにするのか、商品名も入れるのか。上で決めた色や書体と合わせて固定しておくと、一覧で見たときにショップの印象が揃います。
写っている商品の形で、並べ方を2通りに分ける
型を1つに決めても、そのまま全商品に当てはめるとうまくいかないことがあります。 原因は、写真に写っている商品の形です。
- 着用写真の人物やロングブーツのように、縦に長いもの
- バッグやアクセサリーのように、正方形に収まりやすいもの
縦に長い写真を小さな枠に入れると、人物や商品が小さくなったり、上下が切れたりします。 反対に、バッグを縦長の枠いっぱいに広げると、左右が切れて形が分からなくなります。
そこで、並べ方を2通りだけ用意しておきます。
| 商品の形 | 並べ方 |
|---|---|
| 縦に長い(着画・ロングブーツなど) | 左右に2枚。どちらも縦いっぱいに使う |
| 正方形に収まる(バッグ・アクセサリーなど) | 大きく1枚+小さく2枚の3枚 |
判断の基準は「写真の縦横比」ではなく「写っている商品の縦横比」です。 写真そのものが縦長でも、写っているバッグが横に広ければ、3枚の並べ方のほうがきれいに収まります。
切らない・隙間を作らない
並べ方が決まったら、1枚ずつ枠に入れていきます。ここで気をつけたいのは2つです。
商品の端を切らない。 枠いっぱいに拡大すると、バッグの持ち手やネックレスの端が切れることがあります。 拡大したあとに、商品の上下左右の端がすべて枠の中に入っているかを確かめます。
画像どうしの間に隙間を作らない。 写真と写真の間に意図しない白い帯が残ると、仕上がりが雑に見えやすくなります。 商品が切れない大きさに収めたうえで、背景を広げて隙間を埋めます。
背景の違いは、境目だけをなじませる
仕入れ元の写真は、真っ白な背景のものもあれば、薄いグレーや床の色が入っているものもあります。 これをそのまま並べると、境目に線が見えることがあります。
このときは、隣り合う写真の、接している辺だけをグラデーションでなじませます。 外側の端や、商品が写っている部分には手を入れません。 隣り合う写真の背景色が近ければ、そもそもぼかす必要はありません。
背景を切り抜いて白に揃える方法もあります。ただ、手間と費用がかかるうえ、 細いチェーンや髪の毛のような部分はきれいに切り抜きにくいため、まずは境目だけなじませる方法で十分です。
避けたい写真
1枚目に入れないほうがいい写真もあります。
- 色見本や生地のアップだけの写真(無地の四角)……小さく表示されると、何の商品か分からない。色展開は商品写真を並べて見せる
- 寄りすぎた写真……金具やステッチのアップは、2枚目以降で見せる
- 後ろ姿だけの着用写真……前向きの写真があれば、そちらを優先する
1枚目は「何の商品か」が一目で伝わることが最優先です。ディテールは2枚目以降に回します。
まとめ:決めておくことは4つだけ
- 正方形で作る
- ショップの型を1つ決める(載せる写真の種類、文字の有無・色合い・フォント)
- 商品の形で、2枚か3枚かを分ける
- 切らない・隙間を作らない・境目だけなじませる
ここまで決めてしまえば、あとは毎回この手順に写真を当てはめるだけです。 1品ごとに「どう作るか」を考える時間がなくなり、ショップの一覧も揃って見えるようになります。
YOHAKUは、この手順をショップごとの型として設定し、1枚目の画像を出品のたびに自動で作るChrome拡張機能です。 写っている商品の形から2枚か3枚かを選び、端が切れないように配置するところまでを、毎回同じ手順で行います。 色合いやフォント、文字の入れ方はショップに合わせて設定できます。
お使いの仕入れ元に対応しているかどうかは、事前にご相談ください。