出品数を増やしたいけれど、自分の時間はもう限界。 そう感じたとき、次の選択肢として外注が浮かびます。 ただ、外注は「お金を払えば時間が空く」という単純な話ではありません。 始める前に確認しておきたいことを整理します。 なお単価の相場は募集する場所や作業範囲で大きく変わるので、 ここでは金額ではなく「何が増えて、何が減るのか」に絞って書きます。
外注で「増える手間」がある
外注を始めると、それまで無かった作業が発生します。
- 作業手順を、他人が読んで分かる形にまとめる
- 募集して、選んで、やり取りする
- 最初のうちは、質問に答える
- 上がってきたものを確認する
- 報酬を計算して支払う
このうち特に重いのが手順をまとめる作業です。 自分の頭の中にある「この場合はこうする」を全部言葉にする必要があり、 これは慣れていないとかなり時間がかかります。
そして確認する作業は、外注を続ける限りずっと残ります。 任せた分だけ時間が空くわけではなく、確認の時間は必ず戻ってきます。
手順が固まっていないと、外注はうまくいかない
外注がうまくいかない典型は、 自分の中で作業のやり方が固まっていない状態で人に頼むことです。
「価格はだいたいこれくらい上乗せ」「説明文はその時の雰囲気で」 という状態のまま任せると、上がってくるものがばらつきます。 すると毎回直すことになり、自分でやった方が早い、という結論になります。
逆に言えば、外注を考えるタイミングは、 自分の作業手順が「毎回同じ手順で説明できる」状態になってからです。 そこまで固まっていれば、伝えるのも確認するのも楽になります。
その手順が固まっているなら、機械にも任せられる
ここが分岐点です。
「毎回同じ手順で説明できる」状態まで来ているなら、 その作業は人ではなく機械に任せられる可能性があります。 むしろ、決まった手順を毎回同じようにこなすことに関しては、機械の方が得意です。
| 人に任せる | 機械に任せる | |
|---|---|---|
| 始めるまでの手間 | 手順書の作成、募集、教育 | 初期設定 |
| 費用の増え方 | 作業量に応じて増えるのが一般的 | 定額のものと従量のものがある |
| 仕上がりのばらつき | 人や日によって出る | 基本的に出ない |
| 判断が要る作業 | 任せられる | 任せられない |
| 想定外への対応 | その場で考えてもらえる | 止まる |
表の下2行が重要です。 判断が要る作業や、想定外のことへの対応は、人にしか頼めません。 逆に、決まりきった繰り返しは機械の方が速くて安定します。
どちらが安いかは、条件によって変わる
費用の比較は、一概には言えません。 出品数が少ないうちは、必要なときだけ頼める外注の方が安く済むこともあります。 逆に出品数が多くなるほど、量に比例しない方式のほうが有利になります。
判断するには、自分の出品数で両方を計算してみるしかありません。 外注なら「1件あたりの単価 × 月の出品数」、 ツールなら月額(従量制なら同じく件数で計算)。 この2つを並べると、自分の規模ではどちらが妥当かが見えます。
順番としては、まず作業を減らす
そのうえで、おすすめの順番はこうです。
- まず、判断の要らない繰り返し作業を減らす。1品あたりの時間を短くする
- それでも手が足りなければ、人にしか頼めない部分を人にお願いする(例外対応、量そのものの分担)
この順番だと、外注に出す量そのものが減ります。 また、繰り返し作業を機械に任せる過程で手順が整理されるので、 いざ人にお願いするときの説明も楽になります。
なお、「どの商品を出すか」という判断は、外注する場合でも慎重に扱ってください。 ここは売上を左右する部分なので、任せるとしても基準を明確にしたうえで、 結果を自分で確認できる形にしておくのが安全です。
まとめ
外注は有効な選択肢ですが、万能ではありません。
- 始めるときと、続けるあいだ、どちらにも手間が発生する
- 手順が固まっていない段階で頼むと、直す作業が増える
- 費用はどちらが安いと一概には言えないので、自分の出品数で計算してみる
人に頼むのは、人にしかできないことに絞る。 これが、出品数を増やしていくときの現実的な道筋だと考えています。
YOHAKUは、出品作業のうち繰り返しの部分を担当するChrome拡張機能です。 仕入れ元からの情報取得、価格計算、画像の加工とアップロード、商品説明文の作成、 出品フォームへの入力までを行い、下書き保存の状態でお渡しします。 月額の定額制で、出品件数による従量課金はありません。
どの商品を出すかの判断と、出品前の最終確認はお客様が行う仕様です。 お使いの仕入れ元が対応できるかどうかは、事前にご相談ください。