BUYMAの情報を調べると「まずは出品数を増やしましょう」という話によく出会います。 それ自体は間違っていません。ただ、実際に手を動かしてみると、 言われた数をこなす前に一日が終わります。 この記事では、そのギャップがどこから来るのかを、時間の計算から確かめます。
出品数を増やせ、という話の前提
特に無在庫で販売する場合、出品数がある程度ないと注文は入りません。 商品ページが検索に並ばなければ見てもらえないので、これは仕組み上そうなります。 「出品数を増やす」という助言は、その意味で正しいものです。
ただ、この助言には「1品あたりどれくらいの時間で出品できるか」という前提が抜けていることが多くあります。 前提が違えば、同じ「1日20品」でも意味がまったく変わります。
1品あたりの作業時間を分解する
新しい商品を1つ出品するまでにやることを並べると、だいたい次のようになります。 ここでは、新規に1品を出す場合を想定しています。 (すでに出した商品を複製して色違いを出す場合は、もっと短く済みます)
| 作業 | 判断が要るか |
|---|---|
| 商品を選ぶ(リサーチ) | 要る |
| 仕入れ元から情報を書き写す | 要らない |
| 価格を計算する | 要らない(式が決まっていれば) |
| カテゴリを3階層から選ぶ | 要らない(商品種別で決まる) |
| 色×サイズごとに在庫状況を設定する | 要らない |
| 買付地・発送地・購入期限を入れる | 要らない(毎回ほぼ同じ) |
| 画像をダウンロード・加工・アップロード | 要らない(方針が決まっていれば) |
| 商品タイトルとコメントを書く | 要らない(型が決まっていれば) |
| 内容を確認して下書き保存する | 要る |
9工程のうち、判断が要るのは最初と最後の2つだけです。 残りの7工程は、方針さえ決まっていれば同じ手順の繰り返しになります。
まず、自分の時間を測ってみる
ここで「1品あたり何分」と数字を出すこともできますが、 これは扱う商品や進め方によって大きく変わるので、 他人の平均値を見てもあまり意味がありません。
おすすめは、次に出品するときにストップウォッチを置いてみることです。 できれば工程ごとに。1品分測るだけで、自分がどこに時間を使っているかがはっきりします。
そのうえで、こう計算してみてください。
(1品にかかった分数)×(目標の出品数)= 必要な作業時間
たとえば1品15分なら、20品で5時間。1品10分でも、20品で3時間20分です。 副業として平日の夜に作業する場合、確保できる時間が1〜2時間だとすると、 この計算だけで「1日20品」が届く数字かどうかが分かります。
そして届かない場合、原因は根気や要領ではありません。単純に時間が足りていないだけです。
時間を作る4つの方向
1. 作業する時間そのものを増やす
睡眠時間を削る、休日を全部あてる。短期間なら効きますが、続きません。 副業として長く続けることを考えるなら、最初に外すべき選択肢です。
2. 複製出品で横展開する
すでに出した商品をベースに、色違い・サイズ違いを出していく方法です。 1品あたりの時間は確実に減ります。
ただしこれは「同じ商品の派生を増やす」方法であって、 「新しい商品を増やす」方法ではありません。 扱う商品の幅を広げたい段階では、別の手が必要になります。
3. 人に任せる(外注する)
作業を分けて、一部を他の人にお願いする方法です。 ただ、任せるには手順を言葉にして伝える必要がありますし、 仕上がりの確認も必要になります。 教える時間と確認する時間が、最初はむしろ増えます。 軌道に乗れば効果は大きいですが、すぐに時間が空くわけではありません。
4. 判断が要らない工程を、機械に任せる
先ほどの表で「判断が要らない」に分類した7工程を減らす方向です。 情報の書き写し、価格計算、カテゴリ選択、色×サイズの設定、 買付地や購入期限の入力、画像処理、説明文の作成。
これらは方針さえ決まっていれば、毎回同じ手順を繰り返しているだけなので、 人がやっても品質が上がりません。むしろ疲れてくるとミスが増えます。
短縮してはいけない作業
一方で、削ってはいけない作業もあります。先ほどの表で「判断が要る」とした2つです。
商品を選ぶ時間(リサーチ)は削るべきではありません。 ここが出品の成否を分ける部分で、数をこなしても売れない商品ばかり並べれば意味がないからです。 むしろ、他の作業を短縮してリサーチに使える時間を増やすことが本来の目的になります。
もうひとつ、出品前の最終確認も残すべきです。 価格の桁違い、カテゴリの選び間違い、在庫切れ商品の出品。 これらは効率化した後こそ起こりやすくなります。 速く作れるようになったぶん、確認は丁寧にする。この順番が逆になると、 後から対応する手間の方が大きくなります。
まとめ
「1日20品」という目標そのものは、間違っていません。 ただ、それが自分にとって届く数字かどうかは、 1品あたりの時間を測ってみないと分かりません。
測ったうえで足りないなら、増やすべきは根気ではなく、 判断の要らない工程を減らす手立ての方です。
YOHAKUは、この「繰り返し作業」の部分を短縮するChrome拡張機能です。 仕入れ元からの情報取得、価格計算、画像の加工とアップロード、商品説明文の作成、 出品フォームへの入力までをまとめて行い、下書き保存の状態でお渡しします。 商品を選ぶ判断と、出品する前の最終確認は、これまでどおりお客様が行う仕様です。
お使いの仕入れ元が対応できるかどうかは、事前にご相談ください。